三好高校ラグビー部ブログ

花園予選 4回戦 対 昭和高校

投稿日時:2017/10/28(土) 23:02

10月28日一宮光明寺グラウンドにて
花園予選4回戦が行われました。

結果は以下の通りです。

vs昭和
前半 0:22
後半 0:0
合計 0:22

『花園に出場する』
それが私たちの目標です。
今日の試合は私たちにとってあくまで通過点。
入試で試合に出れないあいつのために、
怪我して出れないあいつのために、
それぞれ思いを持って円陣を組みました。

前半1分30秒、自分たちのミスでボールを失い昭和に先制トライを取られました。
三好も強気で攻めますが、ハンドリングミスが目立ち隙を突かれ追加点を許します。
まだまだここから!部員たちは笑顔で励まし合っていました。
三好のアタック、敵陣へ入り込みますが相手の粘り強いディフェンスを前にボールを失いまた自陣へラインアウトからのモールでねじ込まれトライ、そしてまたトライ。
0:22で前半終了。
こんなところで負けてられない。
まだ大丈夫、折り返せる。
部員たちも私たちマネージャーもみんなそう思っていました。

仕切り直して後半、
相手の力強いタックルで思うように前へ進むことができません。
トライが取れない。時間がない。
部員たちにも焦りが見えてきました。
体力的にもとてもキツかったと思います。
出血により交代を迫られる部員もいました、
俺大丈夫です、まだできますから。
最後までやらせてください!
諦める様子なんて少しも見せないみんなを前に涙が止まりませんでした。
粘る粘る粘る、とりあえず1本取ろう
気持ちはいつになく強かった、でも少しだけ足りなかったかな、
0:22のままノーサイド。
悔しくて悔しくて本当に悔しくて、泣き崩れるみんなになんて声をかければ良いのか分からなかったです。

入部した当初は体も小さく、悪さをしては罰走の毎日だったね。そんなみんなが先輩達の背中を見て、真っ直ぐにラグビーと向き合って、時にはくじけることもあったけど、メンタルも体格もスキルもどんどん強く、大きくなっていくのが目に見えて分かりました。毎日声出して、遅くまで自主練して、
そんなみんなを毎日近くで見ていたからこそ今日は本当に悔しかった。
だけど60分間、誰一人として下を向く人はいなかった。顔を上げて、食らいついて、
最後まで諦めず必死に闘ってくれてありがとう。チームで頑張る素晴らしさを教えてくれてありがとう。
頑張るみんなは私の誇りです。

テーピングもスコアも何も分からずゼロからのスタート最初はみんなにたくさん迷惑をかけました。1人で辛いことも沢山あった、だけど側にはいつもみんながいてくれて1人じゃなかったです。
舞香テーピング上手くなったな!
いつもありがとな!
不意にかけてくれる温かい言葉にも何度も救われました。
みんなが頑張るから私も頑張る、
みんなは私の頑張る理由でした。
いつもはふざけあって、騒いでても試合になると顔つき変えてガンガン攻めるみんながかっこよくて仕方なかった。
家族以上に長い時間を共にして、辛いことも嬉しいことも一緒に味わった。
今日の悔しさと私たちの絆は一生ものです。

そして、1.2年生
最後まで3年生についてきてくれて、必死にサポートしてくれて、何より最後まで一緒に闘ってくれてありがとう。
私たちが果たせなかった『花園出場』必ず叶えてください。悔いのないように。
ずっとずっと応援しています。
私が1人ということもあり後輩マネージャーにもたくさん助けてもらいました。
本当にありがとう。
部員の気持ちを先回りして行動する
この精神を忘れずに!

私たち12人はこれで引退となります。
先生方、父母会の皆さん、三好応援団のみんなの力がなかったらここまで来ることはできませんでした。応援は力に変わるという大切な事を教えて頂きました。
本当にありがとうございました。

悔いが無いと言ったら嘘になります。
でも2年半の間、みんなと過ごした時間は私の宝物です!感謝してもしきれません!
一生に一度の貴重な経験をありがとう。
ラグビーという素敵なスポーツに出会えて良かった。
そして何より三好ラグビーが大好きです。
本当にお疲れ様でした。

2017.10.28 引退
チーム黒岩マネージャー
三浦舞香